英検2級 面接対策|二次試験の流れと合格のポイント

 このページをPDF保存する

英検2級の二次試験(面接)は、面接委員1人・約7分で行われます。音読のあとに4つの質問に答える形式で、聞かれる内容の種類は毎回同じです。この記事では、公式サイトに書かれている試験の流れと、それぞれの質問で何が問われているのかを整理します。何が来るか分かっていれば、当日の緊張はかなり減らせます。

二次試験の流れ

2級の面接は、次の順番で進みます。パッセージの黙読・音読から始まり、そのあと4つの質問に答えます。

順番内容
黙読・音読60語程度のパッセージを黙読(20秒)したあと、声に出して読む
No.1音読したパッセージの内容についての質問
No.23コマのイラストの展開を説明する(考慮20秒)
No.3ある事象・意見について、自分の意見を述べる(カードのトピックに関連した内容)
No.4日常生活の一般的な事柄について、自分の意見を述べる
出典:英検公式サイト「2級の試験内容」(www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html、2026年9月1日確認)。

No.2だけ「考慮20秒」が用意されています。3コマのイラストを見て、話す順番を組み立てるための時間です。ここで焦って話し始めるより、20秒を使い切って展開を頭の中で整理してから話し始めるほうが、結果的にスムーズに話せます。

スポンサーリンク

質問ごとの答え方

No.1:パッセージについての質問

音読したパッセージの内容について聞かれます。パッセージに書かれている情報をそのまま使って答える質問なので、新しい意見を足す必要はありません。音読しながら、質問されそうな「誰が」「何を」「なぜ」にあたる部分を意識しておくと、答えるときに探す手間が減ります。

たとえば「なぜ〜なのですか」という形の質問なら、パッセージの中の理由が書かれた文をそのまま使って答えるのが基本です。自分の言葉に言い換える必要はなく、探し出すスピードのほうが大事になります。パッセージを読みながら、理由や目的を表す語(because / so that / in order to など)に印をつけておくと、質問されたときにすぐ見つけられます。

No.2:3コマイラストの説明

3コマのイラストの展開を、時間の流れに沿って説明します。1コマ目から3コマ目まで、登場人物の行動や状況がどう変わっていくかを見て、それぞれを1〜2文で描写します。

コマの説明例
In the first picture, a boy is reading a flyer for a science workshop on the wall of his classroom. In the second picture, he is asking his teacher some questions about the workshop after class. In the third picture, he is doing an experiment with other children at the workshop.

In the first picture, ... In the second picture, ... In the third picture, ...という3つの決まった書き出しを用意しておくと、考慮20秒の間に中身だけ考えればよくなります。

No.3・No.4:自分の意見を述べる

No.3はカードのトピックに関連した意見、No.4はカードのトピックに直接関連しない日常生活の話題です。どちらも「賛成・反対」または「自分の考え」を1文で言い切ってから、理由を続けるという組み立てが基本になります。

意見を述べる型の例
(Question: Do you think more people will work from home in the future?)
Yes, I think so. Many companies have found that employees can work efficiently from home, and it also saves time and money on commuting.

1文目で立場を言い切り、2文目で理由を1つか2つ添えます。意見論述(英作文)の型と同じ考え方なので、書く練習と話す練習は互いに役立ちます。要約・英作文の練習は英検2級 要約の言い換えにまとめてあります。

No.3とNo.4は、聞かれ方が似ているぶん混同しやすい質問でもあります。No.3はカードのトピックに関連した意見、No.4はカードのトピックに直接関連しない日常的な話題という違いを覚えておくと、質問を聞いた瞬間にどちらのモードで答えるかを切り替えられます。どちらの質問でも、まず立場を言い切ってから理由を続けるという型は共通です。

採点で見られている観点

公式サイトには、採点観点として「応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」が挙げられています。答えの正しさだけでなく、伝えようとする姿勢そのものも評価の対象です。

この「意欲や態度」の部分はアティチュードと呼ばれ、2級を含む複数の級で共通する評価軸です。応答内容など他の観点とどちらが重いかは公表されていませんが、黙り込むより、多少言い間違えても伝えようとする動きを止めないほうが、この観点の趣旨には合っています。声の大きさや目線、詰まったときにどう続けるかといった具体的な振る舞いは英検 面接の「アティチュード」とはで詳しく扱っています。

練習の進め方

2級の面接で扱われる話題は、環境・技術・社会・健康など、日常会話ではあまり話さない社会性のある内容が中心です。まずは、こうしたテーマについて「賛成か反対か」を1文で言えるようにしておくことが土台になります。

  • 音読は毎回声に出して練習する(黙読だけでは本番の20秒感覚がつかめません)
  • No.2の3コマは、まず日本語で展開を確認してから英語にする練習を挟む
  • No.3・No.4は、賛成側と反対側の両方で1文ずつ言えるようにしておく(本番でどちらの立場でも即答できるように)

2級から二次試験の話題が社会性のあるテーマに変わるのは、準2級までの「自分の身の回りのこと」から一段レベルが上がるためです。急に難しい話題に感じられるかもしれませんが、聞かれているのは専門知識ではなく、賛成か反対か、その理由は何かという単純な構造です。ニュースを毎日読む必要はなく、練習で扱ったテーマのストックを少しずつ増やしていけば対応できます。

あわせて読みたい

二次試験全体の流れや他の級との違いを確認したいときは英検 二次試験(面接)の流れを、隣の級の面接対策は英検準2級 面接の入口記事をどうぞ。ライティングの減点パターンや語数の調整は英検ライティングで減点される10パターンにまとめてあります。

2級全体の対策は英検2級のまとめページにそろえてあります。要約・英作文・面接をそれぞれ別物として練習するより、共通する「立場を1文で言い切って理由を続ける」という型を意識すると、練習全体の効率が上がります。

最後までお読みいただき、有難うございました。

スポンサーリンク

おすすめ記事

You cannot copy content of this page