英検準1級 要約問題のコツ|約200語を4文にする手順と、言い換えの作り方

英検準1級の要約問題の書き方。中央に「要約問題 60〜70語 200語を、4文にする」。左は原文の3段落、背景と現象・賛成派 Supporters・譲歩から批判派 Despite this。右は模範解答の4文、主題を1文に・賛成①・Moreover 賛成②・However 批判、合計60〜70語。
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英検準1級のライティングは2題あります。そのうちの1題が、2024年度に加わった英文要約です。約200語の英文を読んで、60〜70語にまとめます。

「どこを残してどこを削るか」で毎回悩む——という声をよく聞きます。ただ、過去6回を並べると、原文も模範解答も同じ形をしていました。形が決まっているなら、悩む場所は減らせます。

原文は、毎回この3段落でできている

2024年度に新設されてから2025年度第3回まで、6回すべてが次の並びでした。

段落中身目印
第1段落背景と、いま起きている現象の紹介
第2段落賛成派の言い分6回とも Supporters ... で始まる
第3段落批判派の言い分逆接から入る(Despite this / However / Nevertheless など)
原文の長さは 197〜210語(6回の実測。平均203語)。

つまり読む前から、「賛成の話」と「反対の話」が1つずつ入っていることがわかっています。第2段落の Supporters と、第3段落あたまの逆接。この2か所に印をつければ、原文の骨は取れます。

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解答は4文。これも6回とも同じ

公式の模範解答を6回分すべて数えると、どれも4文でした。中身の並びも共通です。

  1. 主題文——第1段落を1文に圧縮する。関係詞や同格を使って「何の話か」を言い切る
  2. 賛成①——Supporters claim / Advocates say のように、誰の主張かを明示して書く
  3. 賛成②——Moreover Furthermore Additionally で足す
  4. 批判——However On the other hand That said で折り返し、critics argue などで受ける

原文が3段落、解答が4文。賛成の段落だけが2文に分かれる——これが基本の対応です。原文で批判側の論点が2つある回は、批判が2文になることもあります。

だから、手順は「対応づけ」だけ

第1段落(背景)      → 第1文(主題)
第2段落(Supporters)→ 第2文(賛成①)+ 第3文(賛成②)
第3段落(批判)      → 第4文(However ...)

読みながら、各段落から「使う情報を1つか2つ」だけ選びます。約200語を60〜70語にするので、残せるのはおよそ3分の1。例・数字・言い換えの繰り返しは、まず落ちます。

言い換えは「一段かたく、短く」

指示文は in your own words as far as possible(できるだけ自分のことばで)と求めています。とはいえ、易しく言い換える必要はありません。模範解答は原文より一段フォーマルで、短くなっています。使う手は3つです。

① 動詞のかたまりを名詞にする

原文  The buses are checked every month.
要約  monthly inspections(点検が毎月ある、という事実だけを名詞で持つ)

② 2文を関係詞・分詞で1文にする

原文  Shared bicycles are placed at stations around the city.
      They are becoming popular with commuters.
要約  Shared bicycles, which are placed at stations around the city,
      are becoming popular with commuters.

③ 具体例は、まとめて上の言い方にする

原文  People carry their own bottles and refuse plastic bags.
要約  reduce single-use plastics

逆に、そのまま使ってよい語もあります。その回のテーマそのものを指す専門語(技術名・制度名など)は、言い換えると意味がぼやけます。無理に別のことばにしなくて構いません。

語数は上限寄りに置く

指定は60〜70語ですが、公式の模範解答は6回とも62〜70語で、平均は67語でした。下限すれすれの回は1度もありません。

60語ちょうどを狙うと、賛成②か批判のどちらかが落ちます。65〜70語を目標にして、4文そろえてから削るほうが安全です。

よくある失敗

  • 第3段落を落とす——時間切れで賛成側だけ書いてしまう。批判が入っていない要約は、原文の論旨をまとめたことになりません
  • 自分の意見を混ぜる——I think は要約には要りません。意見を書くのは、もう1題のほうです
  • 原文の文をそのまま並べる——つないだだけでは、語数も減らず、言い換えの評価も上がりません
  • 具体例を残す——数字や固有名は、要約ではほぼ落とせます

練習問題で仕上げる

型は短く言うと「3段落を4文に。賛成だけ2文」です。あとは同じ形の英文で手を動かすだけです。

1つ下の級の要約(2級・45〜55語)から慣らしたい方は 英検2級 要約の言い換え を、2024年度に何が変わったのかは 英検2024年度リニューアルで何が変わったか をどうぞ。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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