英検 面接の「アティチュード」とは|評価される観点と、意識したい振る舞い

英検二次試験のアティチュードについての図。左は公式サイトの採点観点に「態度」が明記されている級(3級〜準1級・準2級プラス・2級)、右は「態度」の語が無く内容・語彙・文法・発音の正確さが中心の1級を対比させている。
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英検の二次試験(面接)は、答えの正しさだけでなく「アティチュード」という観点でも評価されます。英検公式サイトの「試験内容」ページには、3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級の採点観点として「応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」という文言が共通して書かれています。

この記事では、公式サイトに書かれている範囲でアティチュードが何を指すのかを確認し、そのうえで一般に意識するとよいとされる振る舞いを整理します。アティチュードだけで合否が決まるわけではありません。答えの中身が最優先であることを前提に読んでください。

どの級で評価されるか

英検公式サイトの各級「試験内容」ページを確認すると、「態度」「積極的」の語が入っている級と、入っていない級があります。

採点観点にある文言
3級応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度
準2級同上
準2級プラス同上
2級同上
準1級ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度
1級スピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さ(「態度」「積極的」の語なし)
出典:英検公式サイト各級「試験内容」ページ(www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_*/solutions.html、2026年9月1日確認)。

3級から準1級までは、公式の採点観点にはっきり「態度」が入っています。1級だけ、この文言が無く、スピーチと応答の内容・語彙・文法・発音の正確さが観点として挙げられています。1級は面接委員が2人になり、2分のスピーチとその後の質疑応答という形式になるため、評価の重心が内容そのものに寄っていると考えられます。

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アティチュードは、答えの中身とは別に見られている

公式サイトの文言をそのまま読むと、アティチュードは「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」です。つまり、英語がどれだけ正確かではなく、相手に伝えようとしているかどうかを見る観点だとわかります。応答内容・語彙・文法・発音という「正しさ」の観点とは別に、独立した項目として並んでいることも、そのことを裏づけています。

ここが誤解されやすいところです。「英語が完璧に話せる態度」ではなく「英語で伝えようとする態度」が見られています。言い間違えても、詰まっても、そこで止まらずに続けようとする姿勢のほうが、アティチュードの観点には合っています。

当日、意識するとよいとされる振る舞い

ここから先は、公式の採点観点(積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度)から一般的に導かれる、意識するとよいとされる振る舞いです。公式サイトに個別の行動として列挙されているわけではない点に注意してください。

  • 聞こえる声で話す——声が小さいと、それだけで「積極的」という印象から遠くなります
  • 面接委員の方を見て話す——カードや下ばかり見ていると、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が伝わりにくくなります
  • 詰まっても黙り込まない——出てこない語があっても、別の言い方で続ける・言い直すなど、伝えようとする動きを止めないことが大切です
  • 質問が聞き取れなかったら聞き返す——黙ってしまうより、もう一度言ってもらうほうが、コミュニケーションを続けようとする姿勢として自然です

共通しているのは、「完璧に答える」ことより「やり取りを止めない」ことです。うまく言えない場面がある前提で、そこからどう続けるかが見られていると考えると、当日の動き方がはっきりします。

詰まったときにつなぐ言い方

単語が出てこない瞬間は、練習していても起こります。そこで黙り込むのではなく、時間を稼ぎながら考えを続ける言い方を1つ持っておくと、沈黙を避けられます。

黙り込んでしまう例
(Question: Do you like reading books?)
Yes, I like… (沈黙)

つなぎながら続ける例
(Question: Do you like reading books?)
Yes, I do. Well, let me think… I like reading books because I can learn many new things.

Well,Let me think... は、意味のある答えを探している時間を、自然な形で埋めてくれます。無言で止まるより、考えていることが相手に伝わるぶん、コミュニケーションを続けようとする姿勢として受け取られやすくなります。特別な語彙ではなく、どの級でも使える言い方です。

アティチュードだけを意識すればよいわけではない

公式の採点観点を見直すと、アティチュードは応答内容・発音・語彙・文法・語法・情報量と並ぶ観点の1つです。それぞれの観点にどれだけ配点が割り振られているかは公表されておらず、アティチュードが他の観点よりどれくらい重い・軽いかは断定できません。声を大きくし、目を合わせるだけで、答えの中身が伴わなくても十分な評価になる、と決めつけるのは早計です。

現実的な進め方としては、聞かれたことに英語で答える練習をまず積み、そのうえでアティチュードの振る舞いを足す形になります。振る舞いだけを整えても、応答内容や情報量の観点はそれ単体では上がりません。級ごとの答え方は、それぞれの記事で練習できます。

振る舞いのほうは、英語力とは別に練習だけで身につけられる部分でもあります。声の大きさや目線は、日本語での自己紹介やスピーチで練習しても効果があります。家族や友達に面接委員役をお願いして、実際に声に出して答える練習を数回するだけで、本番で急に声が小さくなる・下を向いてしまうといったことは減っていきます。

級別の面接対策へ

アティチュードの振る舞いを意識しつつ、まずは答えの中身を固めるのが近道です。二次試験の流れそのものを確認したい場合や、級ごとの質問パターンを練習したい場合は、それぞれの記事にまとめてあります。

出題形式そのものを確かめたいときは英検の出題形式を、級全体の対策は英検3級英検準2級英検準2級プラス英検2級英検準1級のまとめページにそろえてあります。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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