英検準1級ライティング|意見論述|SNSは人間を幸福にするか?|繋がりとプライバシー

英検準1級英作文|意見論述|SNSと幸福

練習問題<分野:社会、テクノロジー>

TOPIC
Do you think social media contributes to human happiness?

POINTS
● Social connections
● Mental health
● Self-expression
● Privacy concerns


観点の説明

  1. Social connections(社会的つながり)
    賛成:SNSは物理的な距離を超えて人々をつなげ、家族や友人と簡単に交流できるため、孤独感が軽減され、幸福感が向上する。
    反対:オンラインでの交流は表面的になりがちで、深い人間関係が築けず、逆に孤独感や疎外感が増す可能性がある。
  2. Mental health(メンタルヘルス)
    賛成:SNSを通じてサポートグループや専門家に簡単にアクセスできるため、精神的なサポートが得られ、心の健康を保つ助けになる。
    反対:SNS依存や、他人と自分を比較することで、自己肯定感が低下し、ストレスや不安感が増加することがある。
  3. Self-expression(自己表現)
    賛成:SNSは自己表現の場として、クリエイティブな活動や意見を広く発信でき、自分らしさを発揮することで満足感を得られる。
    反対:自己表現が過剰になると、他人からの承認欲求に依存するようになり、否定的なフィードバックが逆に自己評価を低下させることがある。
  4. Privacy concerns(プライバシーの懸念)
    賛成:適切なプライバシー管理を行えば、SNSは安全に使え、他人とのつながりを楽しむことができる。
    反対:個人情報の流出やプライバシー侵害のリスクがあり、それが精神的なストレスや不安を引き起こすことがある。

観点毎のキーワード

Social Connections

  • Global networking – グローバルネットワーキング
  • Reconnecting with friends – 友人との再接続
  • Superficial relationships – 表面的な関係
  • Online communities – オンラインコミュニティ
  • Strengthening bonds – 絆の強化
  • Isolation due to online interactions – オンライン上のやり取りによる孤立
  • Digital friendships – デジタルの友情

Mental Health

  • Increased anxiety – 不安の増加
  • Stress relief – ストレス解消
  • Addiction to social media – ソーシャルメディアの依存
  • Positive mental health support – 精神的サポートの促進
  • Cyberbullying – サイバーブリング
  • Mental health awareness – メンタルヘルスへの意識向上
  • Depression triggers – うつ病の引き金

Self-Expression

  • Creative outlets – 創造的な発信
  • Personal branding – パーソナルブランドの構築
  • Authenticity issues – 真実性の問題
  • Freedom of speech – 言論の自由
  • Censorship – 検閲
  • Showcasing talents – 才能の発表
  • False representation – 偽りの自己表現

Privacy Concerns

  • Data security – データの安全性
  • Identity theft – 身元盗難
  • Personal information leaks – 個人情報の漏洩
  • Privacy settings – プライバシー設定
  • Surveillance – 監視
  • Loss of anonymity – 匿名性の喪失
  • User data tracking – ユーザーデータの追跡

SNSで幸せ派の論理展開

【イントロダクション】

  • トピックセンテンス: ソーシャルメディアには否定的な意見もあるが、私はソーシャルメディアが人間の幸福に貢献していると考える。
  • 論理展開: 特に、ソーシャルメディアは社会的なつながりを強化し、自己表現の場を提供しているため、幸福に寄与している。

【ボディ1】

  • トピックセンテンス: まず、ソーシャルメディアは人々が社会的なつながりを維持・構築するのに役立つ。
  • 論理展開: 離れていても友人や家族と連絡を取り続けることができ、孤独感や孤立感が減少し、幸福感が高まる。コミュニケーションを容易にすることで、感情的な幸福を促進する意味のある人間関係が育まれる。

【ボディ2】

  • トピックセンテンス: 次に、ソーシャルメディアは自己表現の場を提供している。
  • 論理展開: 人々は自分の考えや創造性、個人的な経験を他者と共有でき、自由に自己表現する機会が自信と満足感を高める。芸術やアイデアの共有を通じて、自分が理解され、価値を認められる感覚が得られる。

【結論】

  • トピックセンテンス: 結論として、ソーシャルメディアは社会的なつながりを強化し、自己表現の場を提供することで、人々の幸福に貢献している。

SNSで幸せ派の回答例

Some may argue that social media has negative effects, but I believe it contributes to human happiness by strengthening social connections and enabling self-expression.

First, social media helps people maintain and build social connections. It allows users to stay in touch with friends and family, no matter where they are. This reduces feelings of loneliness and isolation, boosting overall happiness. By making communication easier, social media fosters relationships that improve emotional well-being.

Additionally, social media provides a platform for self-expression. People can share their thoughts, creativity, and personal experiences with others. This opportunity to express oneself freely can boost self-confidence and personal satisfaction. Whether through art or sharing ideas, self-expression on social media allows individuals to feel understood and valued.

In conclusion, social media enhances human happiness by strengthening social connections and offering a space for self-expression. (137 words)


SNSで幸せ派の日本語訳

ソーシャルメディアには悪影響があると主張する人もいるが、私は、それが社会的なつながりを強化し、自己表現を可能にすることで、人々の幸福に貢献していると考える。

まず、ソーシャルメディアは社会的なつながりを維持し、築くのに役立つ。ユーザーは、距離に関係なく友人や家族と連絡を取り合うことができるため、孤独感や孤立感が軽減され、全体的な幸福感が向上する。コミュニケーションを容易にすることで、感情的な幸福感を高める人間関係を育むことができる。

さらに、ソーシャルメディアは自己表現の場を提供する。人々は自分の考えや創造性、経験を他者と共有することができ、これにより自信や自己満足が高まる。アートやアイデアの共有を通じて、ソーシャルメディアは自分が理解され、評価されていると感じる機会を提供する。

結論として、ソーシャルメディアは社会的なつながりを強化し、自己表現の場を提供することで、人々の幸福を高めている。


SNSで幸せじゃない派の論理展開

【イントロダクション】

  • トピックセンテンス: ソーシャルメディアが幸福を増進すると主張する人もいるが、私はそれが逆に人間の幸福に悪影響を与えると考える。
  • 論理展開: その理由として、ソーシャルメディアはメンタルヘルスに悪影響を及ぼし、プライバシーの問題を引き起こすからである。

【ボディ1】

  • トピックセンテンス: まず、ソーシャルメディアはメンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性がある。
  • 論理展開: 理想化された画像やライフスタイルに常にさらされることで、自分と他人を比較し、劣等感や嫉妬、不安感を抱くことがある。これにより自尊心が低下し、うつ病を引き起こす可能性があり、全体的な幸福感が損なわれる。

【ボディ2】

  • トピックセンテンス: 次に、プライバシーの問題もソーシャルメディアの大きな課題である。
  • 論理展開: オンラインで共有された個人情報は悪用される可能性があり、アイデンティティの盗難やネットいじめにつながることがある。個人情報が流出したり悪用されたりする恐怖は、ストレスや不安を引き起こし、幸福感を減少させる。

【結論】

  • トピックセンテンス: 結論として、ソーシャルメディアはメンタルヘルスに悪影響を与え、プライバシーリスクを生むことで、幸福に対して有害な影響を与えるため、利益よりも害が大きいと言える。

SNSで幸せじゃない派の回答例

While some may argue that social media enhances happiness, I believe it actually harms human happiness by negatively impacting mental health and raising privacy concerns.

First, social media can have a detrimental effect on mental health. Constant exposure to idealized images and lifestyles often leads to feelings of inadequacy, envy, and anxiety. People tend to compare themselves to others, which can lower self-esteem and contribute to depression. This can seriously undermine a person’s overall happiness.

Additionally, privacy concerns are a major issue on social media. Personal information shared online can be misused, leading to identity theft or cyberbullying. The fear of having private details exposed or misused causes stress and anxiety, which can diminish happiness and create a sense of insecurity.

In conclusion, social media negatively impacts human happiness by harming mental health and creating privacy risks, making it more harmful than beneficial. (145 words)


SNSで幸せじゃない派の日本語訳

ソーシャルメディアが幸福を高めると主張する人もいるが、私は、それが人間の幸福を損なっていると考える。主に精神的健康への悪影響とプライバシーの懸念が理由である。

まず、ソーシャルメディアは精神的健康に悪影響を与えることがある。理想化されたイメージやライフスタイルに絶えずさらされることで、自分が劣っていると感じたり、嫉妬や不安を抱くことが多い。人々は他者と自分を比較する傾向があり、それが自尊心の低下やうつ病の原因となることがある。これにより、全体的な幸福感が大きく損なわれる。

さらに、ソーシャルメディアではプライバシーの問題が深刻である。オンラインに共有された個人情報が悪用される可能性があり、アイデンティティの盗難やネットいじめにつながることがある。プライバシーが侵害される不安やストレスは、幸福感を低下させ、安心感を失わせる要因となる。

結論として、ソーシャルメディアは精神的健康を害し、プライバシーリスクを生むことで、人間の幸福に悪影響を与えているため、有益というよりも有害である。


単語の復習

賛成の立場のエッセイの単語復習

  1. strengthen (強化する)
    類義語: enhance (向上させる), reinforce (補強する)
    派生語: strength (強さ), strengthening (強化)
  2. social connections (社会的つながり)
    類義語: relationships (関係), networks (ネットワーク)
    派生語: connect (つなぐ), connected (つながった)
  3. isolation (孤立、孤独)
    類義語: loneliness (孤独), solitude (孤独)
    派生語: isolate (孤立させる), isolated (孤立した)
  4. emotional well-being (感情的な幸福)
    類義語: mental health (メンタルヘルス), happiness (幸福)
    派生語: well (健康な), being (存在)
  5. self-expression (自己表現)
    類義語: self-representation (自己表現), articulation (表現)
    派生語: express (表現する), expressive (表現力豊かな)
  6. self-confidence (自信)
    類義語: self-esteem (自尊心), assurance (確信)
    派生語: confident (自信のある), confidently (自信を持って)
  7. creativity (創造性)
    類義語: inventiveness (発明的な才能), imagination (想像力)
    派生語: create (創造する), creative (創造的な)

反対の立場のエッセイの単語復習

  1. detrimental (有害な)
    類義語: harmful (有害な), damaging (損害を与える)
    派生語: detriment (損害), detrimentally (有害に)
  2. mental health (メンタルヘルス、精神的健康)
    類義語: psychological health (心理的健康), emotional stability (感情の安定)
    派生語: mentally (精神的に), healthy (健康な)
  3. inadequacy (不十分、劣等感)
    類義語: insufficiency (不足), inferiority (劣等感)
    派生語: inadequate (不十分な), adequately (十分に)
  4. lower self-esteem (自尊心を低下させる)
    類義語: reduce confidence (自信を減少させる), undermine self-worth (自分の価値を損なう)
    派生語: esteem (尊敬、自尊心), esteemed (尊敬されている)
  5. privacy concerns (プライバシーの懸念)
    類義語: data protection issues (データ保護の問題), confidentiality worries (機密性に対する不安)
    派生語: private (私的な), privately (内密に)
  6. identity theft (アイデンティティの盗難)
    類義語: fraud (詐欺), impersonation (なりすまし)
    派生語: thief (泥棒), theft (盗難)
  7. cyberbullying (ネットいじめ)
    類義語: online harassment (オンラインでの嫌がらせ), digital abuse (デジタルでの虐待)
    派生語: bully (いじめる), bullying (いじめ)

こちらの記事もおススメです:要約問題|携帯電話の歴史:長文・回答例・観点・言い換えリスト

英検準1級英作文対策はask本校のオンライン個別指導がおススメです。

おすすめ記事

You cannot copy content of this page